お客様は神様という狂った思想
8月に入りましたが、まだ2日ですね。
なんということでしょう。
クソ暑い日がまだまだ続きます。
さて「お客様は神様です」というワードがありますね。
三波春夫さんでしたか、有名にしたのは。
このフレーズが非常にサービス業に従事するみなさんを苦しめていると思います。
日本国憲法では、人間はみな平等です。
しかし、一度使用人になるとなぜか、適用されません。
客が神なら従業員は奴隷なのでしょうか。
資本家や経営者から見れば客は神様かもしれません。
しかし、従業員からみれば神ではありません。
コンビニの店員さんを土下座させたりする動画がアップされ、強要容疑でアップした人が逮捕されたこともありました。
客がむちゃな要求をするのもこの「お客様は神様」という思想の普及が背景にあるのかもしれません。
わたしは、飲食店などで店員さんに横柄な態度を取る人間が嫌いです。
「おーい、ビール」
「生中」
などと従業員の方を奴隷のように扱います。
こちらも気分が悪くなるので、そういう人間とはよほどのことがない限り同席しないようにしています。
「生ビール一つお願いします」
「はい、ありがとうございます」などとなぜ言えないのでしょう。
学生のとき、バーでアルバイトをしていたことがあるのですが、関西弁のお行儀の悪い客から「おい、さむいねんけど」と絡まれたことがあります。
「はい、失礼いたしました」と答えると「いますぐ、冷房きらんかいボケ!」と怒鳴られました。
このとき、季節は冬で暖房が入っていました(笑)
本当に頭がおかしい人間はいるものです。
とはいえ、とても嫌な気分になったのを覚えています。
そういう経験もあり、わたしは従業員の方に極力、丁寧な対応をするよう心がけています。そうすると、お互い心が通じ合い、なにか一品サービスをしてくれるようなこともあります。親しくなれば、女性を同伴しているとよい席に優先的に案内してくれることもあります。
横柄な態度で生きていても、得をすることはありません。
しかし、横柄な人間があふれています。
この息苦しい社会を変えるには、経営者だけが得をする「お客様は神様です」という狂った思想を駆逐する必要があると思います。
「お客様は神様ではありません」
「同じ人間です」
クソ暑い新橋でスーツ姿のゴイムたちがあまりに哀れで、悲しい気持ちになる男