金融排除とスルガ銀行

 

金融排除という概念があります。

 

銀行が融資を必要としている企業や人に金を貸さないということです。

 

わたしの法人なんてまさに金融排除を受けました。

地銀もメガバンクも口座すら作ってくれませんでした。

銀行の担当者は「新規の法人口座は反社会的勢力の審査が厳しい」とか言ってましたが、めんどくさいだけなんだろうなと思いました。

 

ネット銀行ですら、太陽光の事業者は厳しいとかなんとか言って断られました。

住信SBIネット銀行だけが、法人口座を開設してくれました。感動しました。

 

スルガのビジネスはこういう金融排除を受けた人に焦点をあてて急成長しました。

知人の上場企業の社長は4億円の豪邸に住んでいますが、起業したてのころに家を買ったのでスルガ以外は貸してくれなかったそうです。

 

預金があっても、勤務年数などで自動的に排除されメガバンクや地銀は断られたということです。はっきり言って狂った社会です。

 

スルガはそういったリスクを取りつつ成長しました。

スルガの悪い側面ばかりが報道されますが、スルガのような銀行がなければ困ったひとは大勢いたのです。

物事には光と影があります。

 

冒頭で紹介した金融排除という本を読んで、地域金融機関の中にはリスクを取ってくれるところもあるということがよく分かりました。

 

すべての金融機関が目を覚ましてくれることを願ってやみません。

 

東京社畜