詐欺師のイベントでウエイウエイ。そしてロバート・キヨサキが利用される。

都内のある高級ホテルに講演会を聞きに行った際の話です。

広大なホテルには宴会場がいくつもあります。

われわれの宴会場は堅苦しいスーツ姿の中高年男性だらけ。講演内容も日銀の金融政策の行方ですから当たり前といえば当たり前です。偉いとされる先生が「粘り強く金融緩和を進めねばならない」とご高説をたれていましたが「頭がおかしいのか、もしくは金のために珍説を垂れ流してるんだろうか。時間の無駄だな」としか思いませんでした（笑）

まあそれはどうでもいいんです。

隣の大宴会場の看板に「あのロバート・キョサキ来日講演」とありました。

おー、わたしが不動産に目覚めた「金持ち父さん、貧乏父さん」の作者ですね。

なんのイベントか、そっと眺めていると参加者は茶髪にポロシャツ、短パン、靴下なしで革靴（笑）の男たちや派手なスーツの香水臭い若い女性が「イエー、金持ちになろうぜ。ウエーイ」「おー、みんなでもうけようぜ、ウエーイ」などと謎のかけ声を掛け合っているようなやばい雰囲気でした。

なにを売りつけるイベントかなとじっくり観察するとやはり、ネズミ講的な手法で情報商材を３０～４０万とかで売っているようでした。

まじめそうな若者やおどおどしたおじさんが、雰囲気に飲み込まれ契約させられていました。

やれやれと思いましたが、わたしに助けるすべはありません。

みなさん高い授業料を払うんでしょう。

モノを売るのは自由です。価値は人次第ですから。わたしには０円のゴミでも彼らには３０万円の価値があるんでしょう。

マッド社畜シティ（東京）には本当に悪い奴らがウヨウヨいます。

みなさんも訳の分からないイベントにはお気を付けください。

詐欺師たちは地獄に落ちろと思うけど、皆なかなかしぶといなと思う男