帰宅困難の使用人たち
京阪神のみなさま。
(写真は本日付の読売新聞朝刊です)
余震がありましたね。まだまだ油断はできませんね、大変だとは思いますがご注意ください。
さて昨夜のニュースでは帰宅困難者の群れが新大阪と大阪の間で電車が不通のため、徒歩で淀川にかかった橋を渡るというショッキングな映像が流れました。
みなさま、疲労困憊の様子で同情を禁じ得ませんでした。
不可解なのは、午前7時58分に地震が発生したのに、なぜ出勤して夕方まで働いている。いや、働かされているのかということです。
地震の第2波で会社が倒壊したら、会社は社員ごとお終いです。
まともな経営者なら、「出勤するな。家族の安否を確認しろ。余震があるので3日間は待機せよ」となるはずです。
それがですよ、みなさん出勤して働いて、あげく帰宅困難ってこの社会が狂ってるでしょ。
社員の命より大事な財産がありますか?
社員さえいれば事業はいくらでも再建できます。
設備やビルには保険がかけられます。
社員の持っている技術には代替はありません。
社員を失ったら、新社員が使い物になるまで数年間はかかります。
業績も暗転します。
日本企業には旧日本軍の伝統、人命軽視が脈々と引き継がれていますね。
こんな考え方をするわたしがおかしいんでしょうか。
わたしは、震災がおきたら自分の身を守ることだけ考えて行動します。
出勤するというマインドは持ち合わせていません。
会社やその背後にいる株主のことなど知ったことではないのです。
損害が発生したら役員が責任をとって切腹すればよいだけです。
普段から威張り腐ってるんですから、役員のみなさん、責任とって死んでください。株主のために。
人名を軽視する日本型企業に明日はないと信じる男